サラリーマン 所得税の計算法
年収500万円のサラリーマン(夫婦2人と子供2人の場合)は、所得税をいくら払っているのでしょうか?所得税の計算方法をみていきましょう。
●収入と所得の違い
@収入・・・入ってきたお金そのままの金額
A控除・・・収入を得るために必要だった経費や、税計算のために収入から差し引いてもいい金額。
B所得・・・収入から控除を引いて残ったものが「所得」。それに税率をかけると納税額になります。
よって、収入 - 控除(経費) =所得 となります。
給与所得控除は、自営業者の経費と同じような扱いです。
サラリーマンは、自営業者のように経費が認められないから損だという話がありますが、給与所得控除として概算の経費として控除されています。
実費の経費でしか申請できない自営業者に比べ、概算で年間154万円も認められているサラリーマンのほうが、恵まれているともいえます。ここの計算では、配偶者一人(38万円)と、子供2人(38万円×2=76万円)が所得控除として計算されています。
この扶養控除の人数を増やすことにより、サラリーマンでも節税できることになります。たとえば、無所得の親(70歳以上)を扶養家族に加えると、
48万円×13%(所得税10%+住民税3%)=6万2400円の節税となります。
所得控除には、様々な14種類の控除がありこれらの所得控除を最大限に活用することにより、合法的な節税が可能になります。